2018年9月
・文化祭で教室演劇(中2の5クラス、2教室ぶち抜きの選択教室を劇場に作り変えて)を実施しました。
・体育館のステージではLEDの舞台照明機器を導入してライブ照明を生徒にオペレートしてもらう試みをしました。(後期課程=高校生主体で)
・後夜祭では体育館の壁にプロジェクションマッピングをして、コーナーのオープニング演出と、エンディングにスタッフロールと写真と動画のスライドショーを同時に映し出しました。(文化祭実行委員会からの依頼でコンテンツは文実と相談して)
以上について、主に音響と照明に関する(試行錯誤の)記録を残し、同じような希望と悩みをお持ちの方の力になれればと思い、記事を書きます。
私が高校生だった90年代に高校の文化祭でやったクラス演劇では、会場は普通教室、その中に学校にある体育館用スポットライトを借りて設置し、CDデッキとアンプとスピーカーを繋げて、机と椅子を客席にしてやった記憶があります。今思えばスポットライトは明るすぎるし熱すぎます。そしてたぶん1灯500W以上。私はそもそも劇場に足も運んだことがないという有様で…。ま、過ぎたことは全て過ちということで、今の話に移りましょう。
今はLEDの照明が普及してきており、熱くならず色も変えられ消費電力も小さい、DMX信号を制御する方法についても機器の使い方が動画で紹介されているなど、きっかけを作ることができれば、生徒と大人との力を合わせて本格的でいいものができると思います。
また、音響もパソコンを使って任意のSEやBGMをタイミングよくMIDIコントローラで制御するのも思いのまま。CDを入れ替えたりロード時間を待つ必要もありません。
そして、機器の価格も昔より安いものがたくさんあります。
これからのクラス演劇、教室演劇、学校演劇、文化祭、学園祭での音響照明の参考になれば幸いです。
---記事概要(まとめる内容ピックアップ)---
【照明の記録】
・DMX信号を制御するのはDMXコントローラー(調光器)、またはQLC+(フリーソフト)をインストールしたパソコンとUSB-DMXケーブル
・舞台照明はLEDパーライトがフルカラーからストロボまでオールラウンドな演出が安価にできるので便利!(でもその分、チャンネルも多くプログラムの手間はかかります)
【教室演劇 照明の記録】
・前あかり兼サスライトは60Wのレフ電球と現場ライトのDIYで
・普通の電球をDMX信号で調光するには調光ユニット(ディマーパック)という機器にコンセントをさして
・トラス付きの照明スタンドセットがあるととても便利で見栄えも本格的に
【教室演劇 音響の記録】
・SEやBGMの「ポン出し」はAbleton Liveで、midiコントローラーはAkaiのAPC miniで
・ミキサー、アンプ、スピーカーを揃えて迫力のある音で
【劇場内の記録】
・農業資材の黒マルチシートでお安く場内を暗く
・ベニヤ板と角材を使ってサンパチパネルを作り、ホリゾント壁から舞台袖まで劇場内を自由に仕切る
【プロジェクションマッピングの記録】
・映像オペレートはresolume avenue 6(アカデミックライセンス)で
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