ARTLiVEという舞台表現で着ぐるみを作りたい、となってインターネットで技術・素材について調べつつ試行錯誤した記録です。2017年に制作。
(c) 2017 YAEI High School ARTLiVE
まずは模造紙を適当につなぎ合わせて原寸大の型紙を行き当たりばったりで作れないものか、とやってみました。


なんか違うなーってことで、一度縮小した型紙を作ってみよう、と。


うーん、これもうまくいく気がしない…。
で、webで知った 粘土原型にラップをぐるぐる巻きにして、カットして展開するための線を引く、というもの。





マジックの線で切り開いて、試作としてライオンボード(コーヨーソフトボード・コスプレボード)に書き写し、カットして瞬間接着剤で貼って、組み立ててみました。



なんかいい感じなんじゃ?。
ラップの型紙をコピー機で拡大してつなぎ合わせ、大きな原寸大型紙を作ります。
それをロールで買ったウレタン(スポンジマット)に当てて線を引き、カットします。

ウレタンの接着はGボンド G10だったかG17だったかを両面に塗り、ベタベタつけたり外したりして手につかないくらい乾かしてから押し付けるようにして貼り合わせます。それだけでも接着できますが、ダブルクリップでしばらく圧着する感じにしてしばらく経つと外れなくなりました。






目や口はスタイロフォーム(発泡ポリスチレンフォーム)を削って形を作り、ジョイントセメントまたは壁パテを使って表面がなめらかになるように埋めます。乾いたら研磨し、水性アクリルスプレーなどで固めつつ塗装するようにしました。
上の写真では自立していますが、中には竹が芯として入っています。
芯を入れない状態では、中に人が入った時に、支える場所によって意図しなかったところが凹んでしまったりしたので、筆者自宅近くの竹の足場素材などを扱っているお店に相談して、青竹を割って幅2cm程度の平べったいリボン状にしたものを売っていただきました。その竹を輪にしたり、それらをつないだりして鳥かご状の芯を作って中に入れるという作業が間に入っています。

ウレタンに転写した型紙を使って、マイクロフリースやフェイクファーなどの生地に形を書き、裁断し、Gボンドで接着。

足も見えていた方がいい、ということで作ってみます。

長靴になるような部品

フル装備。脚長いな…。

脚脱いだところ。
着ぐるみはやはり目立ちます。
ただ、思っていた以上に費用がかかりました。確かゆうに3万円以上はかかったと思います。しかしながら5万円には行かなかったと思います。ウレタンも結構な分量が必要でしたし、それよりも表に貼った布が結構高かった印象があります。フサフサ系は高いですね。
「ヒーロースーツの作りかた」という書籍もあります。こちらの着ぐるみ制作の記事も参考にさせていただきました。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F-%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E5%88%B6%E4%BD%9C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/dp/476612605X/ref=sr_1_fkmr2_1?ie=UTF8&qid=1537614985&sr=8-1-fkmr2&keywords=%E7%9D%80%E3%81%90%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%80%80%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E3%80%80%E6%9C%AC
ご参考までに。
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