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2018-09-22

高校生の手による着ぐるみ制作記録

やってきた事を記録として残し、誰かにとっての道しるべや励みになれば。

ARTLiVEという舞台表現で着ぐるみを作りたい、となってインターネットで技術・素材について調べつつ試行錯誤した記録です。2017年に制作。
(c) 2017 YAEI High School ARTLiVE

まずは模造紙を適当につなぎ合わせて原寸大の型紙を行き当たりばったりで作れないものか、とやってみました。





なんか違うなーってことで、一度縮小した型紙を作ってみよう、と。





うーん、これもうまくいく気がしない…。

で、webで知った 粘土原型にラップをぐるぐる巻きにして、カットして展開するための線を引く、というもの。











マジックの線で切り開いて、試作としてライオンボード(コーヨーソフトボード・コスプレボード)に書き写し、カットして瞬間接着剤で貼って、組み立ててみました。








なんかいい感じなんじゃ?。

ラップの型紙をコピー機で拡大してつなぎ合わせ、大きな原寸大型紙を作ります。
それをロールで買ったウレタン(スポンジマット)に当てて線を引き、カットします。



ウレタンの接着はGボンド G10だったかG17だったかを両面に塗り、ベタベタつけたり外したりして手につかないくらい乾かしてから押し付けるようにして貼り合わせます。それだけでも接着できますが、ダブルクリップでしばらく圧着する感じにしてしばらく経つと外れなくなりました。













目や口はスタイロフォーム(発泡ポリスチレンフォーム)を削って形を作り、ジョイントセメントまたは壁パテを使って表面がなめらかになるように埋めます。乾いたら研磨し、水性アクリルスプレーなどで固めつつ塗装するようにしました。

上の写真では自立していますが、中には竹が芯として入っています。

芯を入れない状態では、中に人が入った時に、支える場所によって意図しなかったところが凹んでしまったりしたので、筆者自宅近くの竹の足場素材などを扱っているお店に相談して、青竹を割って幅2cm程度の平べったいリボン状にしたものを売っていただきました。その竹を輪にしたり、それらをつないだりして鳥かご状の芯を作って中に入れるという作業が間に入っています。




ウレタンに転写した型紙を使って、マイクロフリースやフェイクファーなどの生地に形を書き、裁断し、Gボンドで接着。





足も見えていた方がいい、ということで作ってみます。



長靴になるような部品



フル装備。脚長いな…。



脚脱いだところ。


着ぐるみはやはり目立ちます。

ただ、思っていた以上に費用がかかりました。確かゆうに3万円以上はかかったと思います。しかしながら5万円には行かなかったと思います。ウレタンも結構な分量が必要でしたし、それよりも表に貼った布が結構高かった印象があります。フサフサ系は高いですね。

「ヒーロースーツの作りかた」という書籍もあります。こちらの着ぐるみ制作の記事も参考にさせていただきました。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F-%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E5%88%B6%E4%BD%9C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/dp/476612605X/ref=sr_1_fkmr2_1?ie=UTF8&qid=1537614985&sr=8-1-fkmr2&keywords=%E7%9D%80%E3%81%90%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%80%80%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E3%80%80%E6%9C%AC

ご参考までに。

2018-09-19

クラス演劇、学校演劇、文化祭のための音響照明 体育館ステージ照明編

今年度、体育館ステージ照明に力を入れたいなぁ、と思ったのはこの動画を見たから、というのも大きいかもしれません。

https://youtu.be/jRZWB_IMVcQ


大阪市立西高等学校の文化祭だそうです。前任校で有志団体の舞台の照明や音響に5年間携わって色々と学ばせていただきましたが、ここまで学校全体でガッツリとやっている学校もある!と勇気付けられ、少しずつでもいいので今いる学校の舞台発表やエンターテインメントを進化させていきたいなという思いを新たにしたのでした。

話は1年前に遡りまして、現任校着任1年目に見た後夜祭体育館ステージでのバンド演奏は2階ギャラリーからカラーフィルターが回転するタイプのスポットライトが上手と下手に1発ずつと、ステージ天井に固定されて昇降しない(!)ボーダーライトが吊ってあり、2階の体育館放送室からそれらをON OFFできるだけのもので、「照明による演出」をしたくてもできない、もしくは思いつきもしない状況でした。

幸い、文実担当の先生が声をかけてくださり、文化祭を盛り上げたいという共通の思いから文化祭での売り上げの使い道についてアレコレ話をしているうちに、こちらの希望を聞いてくださり、いくつかの照明機材を新たに導入させていただけることになりました。

照明の世界も日々進歩しており、廉価でなかなかのものが手に入るようになって来ています。

まずはオールマイティーなパーライトとして
AMERICAN DJ (アメリカンディージェイ)
Dotz Par  ¥12,744 (税込)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/193383/

次にエフェクトとして
AMERICAN DJ (アメリカンディージェイ)
MINI DEKKER LZR ¥13,824(税込)

他には照明スタンド
あとはDMXケーブルを。

DMXによる照明の制御についてはサウンドハウスさんの「照明入門講座」がとてもわかりやすいです。
照明入門講座
電球タイプのパーライトを使用した、DMX制御


◆どのようにして照明機器を操作したか

LED照明は1灯で複数のチャンネルを使います。
例えば24チャンネルのフェーダーがついたDMXコントローラーでそれらを制御することは不可能ではありませんが、ホールに設備が固定されていて、いつでも試せる状態で、慣れた人には扱えるかもしれません。

前任校の卒業生に音響照明に詳しい人がいて、sushi DSという6,000円くらいのUSB-DMXインターフェースがあり、いくつかのアプリケーションがそれに対応していて照明機器を制御できるということを教えてくれたことがありました。

それが使えるのではないかと思い、早速そのsushi DSを購入してみてDMXコントロールアプリケーションDASLIGHT 1(フリー版。現行は4ですが、月額または年額で費用がかかります)を学校のノートPCにインストール、文実の生徒と一緒に機材をつないでテストしてみましたが、できるにはできたものの、…大丈夫かな?といった手応え。

まあこれで行こうかとなり、次回までにプログラムを組んでみるように、解散、となりました。

その次の集まりの前日だったでしょうか、諦め悪くDMXコントロールアプリケーションを探していて偶然見つけたのが「QLC+」というソフトでした。比較的新しいソフトのようです。

DMXコントロールアプリケーションは書籍で解説が出るほどの分野ではないため、扱い方を体得するまでが難しいと思います。DASLIGHT(ver.1)も日本語での情報が確かほとんどなくて苦労した覚えがあります。

このQLC+はフリーソフト(ドネーションのボタンがあったので寄付で成り立つシェアウェアでしょうか)であり、日本語のマニュアルがダウンロードできます。対応OSはwindowsもmacもLinuxもあり。

さらにはyoutubeにQLC+の使い方を日本語で解説している動画もありまして、これがとても参考になりました。

で、急遽文実の生徒にもこのアプリケーションや動画を紹介して、こちらで行こうということに。

サンプルのプリセットを作ってみて、視聴覚室に照明を立ててミニライブをして、何をどのように組み立てていけばいいのかがわかりました。その後は夏休みを利用して放送室内に照明を仮組みし、そこにQLC+のインストールされたノートPCを置いて、データを作って試せる環境を用意しました。

「どの照明を何チャンネルに割り振っているのか」や「入力装置と出力装置の設定」などはこちらで決める必要がありましたが、そのテンプレートデータを共有しさえすれば、あとは担当する生徒がそれらの曲に合わせてシーンとチェース(連続したシーン)を自由に組むことができます。ダウンロードしてインストールすれば自宅での作業も可能です。モニター機能でどの灯体がどんな色になっているかも一応わかりますし、ボタンアレンジも自分でできるので、わかってしまえばアレコレ作り込みもできます。


その後も学校に古くからあったフットライト(丸茂の12灯が3台、プラグはT字)の電球をLEDの40型に交換して、平行の変換ケーブルでDimmerパックに繋げてDMX制御できるようにしたり(それに付随して電源の電気工事もしてもらった)、音響方面をカバーしてくださった先生がスモークマシンを急遽導入したりして、なんやかんやありましたが、以下の動画は文化祭当日の体育館ステージ発表での照明の様子です。19秒の短い動画です。コピーバンドなので、音声は抜いてあります。

大阪市立西高校さんと比べてしまうとアレですけれども、音楽に合わせて照明が変化していくのを見ると、気持ちも高揚させられるのが感じられました。


中央付近でぐるぐる回っているのは、アマゾンで7,000円くらいで購入したムービングヘッドです。これはメーカー名も不確かでQLC+にはフィクスチャー情報が登録されていなかったので、16ch分のデータを英語のマニュアルを見ながら自分で登録する必要がありました(しかも間違って登録してしまったりした)。


できるだけお金をかけずにしっかりとしたステージ演出照明を実現するにはどうしたらいいだろうか、ということを念頭に置いて、色々な方々のお力をお借りしながら取り組んだ半年間でした。

予算のかけられない学校関係の方々に、少しでも参考になれば幸いです。



【知りたいこと・これからの課題】
学校行事における音響関係は放送委員会や放送部が担うことが多いと思うのですが、照明関係は学校内でどこが担っているのでしょうか。ホールなどの専門設備がある学校ではそのスタッフを束ねる委員会なり組織なりがあると聞きます。そうでないところはどうしたらいいものか…。技術と知識が伝承される仕組みを作っていかないと、続いていかないので、そこが課題かと思います。
(本質が抜け落ちてまで続けることがいいことだとは思っていませんが)

2018-09-18

クラス演劇、学校演劇、文化祭のための音響照明 照明制作編

8月下旬に実施したリハーサル用のステージ仮組み画像


当初、教室演劇の照明機材は

DMXコントローラー:
ELATION ( イレーション ) / SCENESETTER…¥21,384(込)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/87895/

前あかり:
STAGE EVOLUTION / QPAR WH…¥7,538(込)を2台

ローホリ代わり(ころがし)
amazonで売っている3,000円弱のLEDパーライトを2台

という組み合わせでいこうと考えていました。

しかし、授業で扱ってみてちょっと物足りないというか、前あかりだけでは不自然な感じがしたので、地明かりとしてのサスライトをどうにか作らねばと思っていたところ、高文連の行事で前任校の演劇部の顧問と再会し、相談に乗ってもらいました。

そこで示唆を与えてもらったのが、市販のクリップライトを使う方法です。

彼はソケットに電源コードを取り付けてプラグを取り付けて、シェードは空き缶を使うというDIY舞台照明を使っていましたが、安全面で自作は少々不安だな〜と思っていると「手軽なのはクリップライトですね。」と教えてくれました。確かに固定はクリップでできるし、電気系の工作も必要ありません。一も二もなくそれで行くことにしました。ありがとう、Y浦先生。

ところが、ネットでどれがいいか比較検討してみますと、クリップの開くサイズがどれも小さい。教室には当然照明を釣るためのサスバトンがありません。そこで、サスライトを吊るための照明スタンドセットを導入することにしていまして、
そのパイプ径がおよそ4cm前後あります。家庭用のクリップライトってそんなに厚いものを挟む設計になっていないので、これは購入しても固定できないのでは…という懸念が。

そんな時に、以前建設現場で仕事をしていた経験が役に立ちました。照明設備のない現場では金網シェードの現場ライトとでも言うような照明があったはず。調べてみたらありました。クリップ部分も単管パイプなどにつけられるよう大きく開く設計です。

アマゾンで一番安価なものを5個注文し、これを使ってみることに。

付属の100W電球は明るすぎるのではないかと考えて、レフ電球を別に注文

消費電力も抑えて、明るすぎず雰囲気よく役者を照らしてくれました。



以下、シェード部分の改良を記録しておきます。

初めは金網になっているシェード部分をアルミホイルで覆って光が拡散しないようにしていました。そうしていても、広がっているアサガオ部分には光が反射して線が見えてしまいます。



確かY浦先生たちはアルミボトル缶を切って使っていたなと思って試してみたのですが、切り口が鋭利だったりして、電球交換する時に手を切ってしまいそうだったので、他のやり方を模索しました。


で、100均のガーデニング系雑貨あたりからブリキか何かの金属製バケツで試してみました。
材料
工事現場で使われるクリップライト、100均の小型金属バケツ、ドライバー、キリ、鉄工用ドリル、ニッパーペンチ、ビニールテープ

シェードはネジで止まっています。これをドライバーで外せばシェードを取り外せます。

ソケットを当てて、油性ペンでマーキング(この時点でずれていたことに気づかず…のちに修正)
ドリルの刃がブレないようにするためにキリで穴を開けました。(中心ずれてるぞ〜)

10mmのドリルで穴あけ(ずれたまま)

穴からニッパーを差し込んでジョキジョキ(缶切りの気持ちで)この辺りでズレに気づいて修正


8方向に入れた切り込みをペンチで立ち上げます

広げた穴にきっちりとソケットが入ることを確認

試しにその上からクリップ固定用部品を締め付けてみました。大丈夫。

スプレーブースに置いて黒ラッカースプレーで塗装

乾燥中

口のところは丸まっているので、電球交換も安全安心

ビニールテープで固定

クリップ固定用部品の取付もバッチリ

無事に見栄え良くトラスに固定できました


また、クリップ部分ですが、そのままだとトラスのパイプが金属で、クリップも金属で金属同士が擦れて傷がつく感じがしたのと、ズレてしまうような気がしたので、立ち上げの際にグルーガンでグルーをムニムニッと絞り出してもらい、保護部分を追加しました。これも照明の固定に一役買ってくれました。




今回はある程度手間暇をかけて制作できましたが、そんな時間も取れないこともあるかもしれません。

Y浦先生と私で
「どこか(の会社)でDMXに対応した小型の(電球色または単色の)LEDパーライトを2,000円未満で売ってないかな〜。」
「(一番いいのは)ほんとそれなんですけど、ニーズが少なすぎてどこも売り出せないわっていうところですよね…。笑」
そんな話をしていました。

パイプ固定部品込みでどこか作りませんか〜。

2014-11-27

考えたこと:表現するということと「そこにないもの」の関係

自分でお金を出して買ったものは大切にする。
タダで手に入ったものはそれなりの扱いしか受けない。

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自分たちの生活や豊かさが当たり前のようにあって、きっと今日と同じ明日がやってくるに違いないと思っている。

だから多分テレビで流れているニュースやヤフーの見出しに出ているトピックスが伝えるニュースで悲惨な事件や天災の類が報じられたとしても、自分に実害が及ばなければすぐに忘れてしまう。

だって日常はきっと続いていくじゃない。また同じ日は続くじゃない。

でも本当はそんなことはなくて、
事故にあうとか、病気になるとか、災害にあうとか、
どれが起きるのかはわからないし、ずっと起きないのかもしれないけれど
日常なんてあっという間に失われるものだということから目を背けるというか、見ないように考えないようにしているというか。

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内田樹さんのblogを読んだ。

スッと腑に落ちるような感覚になった部分を勝手ながら引用させていただく。
全てを読む方は長いですけれどもアドレスを記載しておきます。
http://blog.tatsuru.com/2014/11/26_1711.php
----以下引用----
でも、僕たちが最終的に「くに」を立て直す、ほんとうに「立て直す」ところまで追い詰められていると思うんですけれども、立て直すときに僕らが求める資源というのは、結局、二つしかないわけです。
一つは山河です。国破れて山河あり。政体が滅びても、経済システムが瓦解しても、山河は残ります。そこに足場を求めるしかない。もう一つは死者です。死者たちから遺贈されたものです。それを僕たちの代で断絶させてはならない。未来の世代に伝えなければならないという責務の感覚です。
山河というのは言語であり、宗教であり、生活習慣であり、食文化であり、儀礼祭祀であり、あるいは山紫水明の景観です。我々自身を養って、我々自身を生み、今も支えているような、人工的なものと自然資源が絡み合ってつくられた、一つの非常に複雑な培養器のようなもの、僕はそれを山河と呼びたいと思っています。山河とは何かということを、これから先、僕はきちんと言葉にしていきたいと思っています。
もう一つは死者たちです。死者たちも、未来の世代も、今はまだ存在しない者も、我々のこの国の正規のフルメンバーであって、彼らの権利、彼らの義務に対しても配慮しなければいけない。
僕は合気道をやっているわけですけれども、経験的にわかることの一つというのは、例えば体を動かすと、自分の体の筋肉、骨格筋とか、関節とか、そういうものを操作しようと思って、具体的に、今、存在するものをいじくっていっても体は整わないということです。
しかし、例えば今、手の内に刀を持っている。ここに柄があって、刃筋があって、切っ先がそこにある。手に持っていないものをイメージして体を使うと、全身が整う。
これは長く稽古してよくわかったことなんですけれども、実際には、我々は今、存在するもの、そこに具体的に物としてあるものを積み上げていって、一つの組織や集団をつくっているのではなくて、むしろ「そこにないもの」を手がかりにして、組織や身体、共同体というものを整えている。これは、僕は実感としてわかるんです。
今、日本人に求められているものというのは、日本人がその心身を整えるときのよりどころとなるような「存在しないもの」だと思います。存在しないのだけれど、ありありと思い浮かべることができるもの、それを手にしたと感じたときに、強い力が発動するもの、自分の体が全部整っていて、いるべきときに、いるべきところにいるという実感を与えてくれるもの。太刀というのは手を延長した刃物ではなくて、それを握ることによって体が整って、これを「依代」として巨大な自然の力が体に流れ込んでくる、そういう一つの装置なわけです。それは、手の内にあってもいいし、なくてもいい。むしろ、ないほうがいいのかも知れない。
----以上引用----
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他にもいろいろと考えたんだけど、忘れてしまった。

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で、それらがつながったように感じた一瞬があり、

私たちが舞台を作っていく上で何を見せようとするのか。何を表現するのか。見た人の心に残すものは何か。その辺が少しつながった気がするのでありました。

でも時間とともにまたもやもやの中に入って行ってしまったようにも感じる…。

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2013-09-25

高校の文化祭見学

3連休に高校の文化祭をはしごしました。

■1日目
目白研心の文化祭へ6歳ムスメと2歳ムスコを連れてお出かけ。美術の花里先生が紙で作るドレスのファッションショーをやっているので、見に行きました。

さすが私学の元女子校、文化祭はチケットがないと入れません。ベビーカーを置かせてください、とお願いしたところ、受付にいた先生が「事務室でお預かりします」と気持ちよく引き受けてくださりとても助かりました。

カフェテリアでたこ焼きとラーメンを子どもらの腹に入れて、開演時間間際に体育館へ。45分のショーを幼児がきちんと見られるか不安でしたが、音と光とドレス(とおねえさん)で子どもたちも釘付け。ほんとに紙ですか!?というドレスが出るわ出るわ。高校3年生にもなるとクオリティが高い!素材は障子紙と絵の具がメインとのこと…。精進します。

このショーは有志団体で12年続いているそう。自分で作って自分で着る、そして自分でウォーキングをするという決まりで、このショーをやりたくて入ってくる生徒もいるとか。選曲とドレスの作りに時代が反映されていてとても面白いなぁと思いました。

高校時代に「責任を引き受ける」「集団で行事を成功させるために取り組む」ということに触れられる事はとても大切だと思います。一つのステージを終えるたびに仲間ができて視野が広がり、成長を感じます。
ペーパードレスコレクション最後に全員集合


■2日目
またもや子ども二人連れてこんどは神奈川総合高校の文化祭へお出かけ。ARTLiVEの夏の公演でゲスト参加してくれた神奈川総合高校デザイン部のファッションショーを見に行きました。こちらも子どもら釘付けで見てました。それぞれ伝統が異なるので、目白研心と神奈川総合で作られる服やショーの見せ方が異なり、とても面白かったです。

神奈川総合高校は県立高校とは思えないような充実した設備で、本格的なホールがあります。ホールには専属の委員会スタッフがいて、照明や音響の操作を担っているようです。夏の公演でもそうでしたが、綿密な打ち合わせと演出で照明の使い方がとてもうまく、「ショー」としてお客さんをワクワクさせよう、伝えよう、という意識の高いステージです。

同じ高校生がここまでできるのか、という思いを持ってもらうためにも「見に行く」という事をしてもらいたいなぁと思います。(自分が高校生のときには思いもしませんでしたが)

神奈川総合高校デザイン部 ファッションショー 「点と線」


さすがに2日連続で文化祭に子どもらを連れ回したら、ムスメのお父さん株が下がりました。

2013-08-09

免許更新講習4日目(選択)現代演劇と教育

免許更新講習4日目は中島裕昭先生の「現代演劇と教育」。

はじめに小さな紙が配られて
(1)演劇において一番重要だと思うこと
(2)教育に活かそうと考えていること
を書く。


(1)ストーリー、世界観、見ている人(観客)の存在
(2)集団での制作になるので、必ず「分担」「協力」しなければならない。「恊働」のモデルになり得る。


と書いた。

その紙を近くの人たちで集まり、意見交換をする。
グループで意見交換をした後、全体で発表、みんなで共有する。

途中から(1)も(2)も混在していたが、おおよそ共感した意見は次のようになった。

・「伝える」ことを考えることができる
・生身のやり取りであること
・フィクションであること
・低学年の取り組みとして「なりきりごっこ」のような感じで取り組んでいる
・高学年の国語で古文「柿山伏」が出てきたときに読み解きながら劇にする
・他者の気持ちになる経験をする
・表現したいように表現する
・普段伝えられないことを言うことができる
・身体性
・間
・「伝えること」「聴くこと」ができるということ

それぞれの立場や実践経験によって書かれた意見が変わってくるのだろう。これだけでも視野が広がった気がする。

その後資料が配られ
1)ポスト・ドラマ論
2)パフォーマンス論
3)素材=身体論(と記号論)
4)メディア論
について解説があった。

これまで演劇について詳しく講義を受けたことがなかったので、どれも新鮮だった。

演劇学は文学研究の一部として始まったが、それは演出家が職業として成り立つ時期(20世紀前半)と重なる。それまでは譜面があって演奏があるように、まず戯曲があって舞台化されるのが当然のことだった(言語テクストの優位性)。その流れを否定し始まったのが「ポスト・ドラマ」である…というような話だったと思う。

パフォーマンス論では「日本の成人式は、成人になるパフォーマンスとして機能していないですよね」という話になり、この研究は文化人類学から派生しているとのこと。曰く「成人になったといってもお酒が飲めるようになるくらいしかないので、みんなとりあえずお酒を飲む訳です。」「枠」「相互行為」「経験」「変容」の共有が薄れてきているというのはわかりやすい。

その後、午前中はピナ・バウシュの「カフェ・ミュラー」を見て劇評を書くという課題に取り組み、午後はダムタイプの「ペーハー」を見る予定だったが、岡田利規ひきいるチェルフィッチュの「三月の5日間」を見て自由発言で意見交換をした。どちらの作品も評価は分かれるところで、それぞれの見方をすりあわせることで視野が広がる思いをした。この自由な意見交換は「対話型鑑賞」と似ていて、本編とは関係ないが改めて勉強になった。よくわからない、混乱するような刺激的な作品であると、思考回路は活発化する。解釈の幅が広いと意見を言ってみたくなる(ドキドキするけど)。

ピナ・バウシュのカフェ・ミュラーは舞踊作品であるがドイツ語で「タンツテアター」といわれ、劇的要素が多い舞踊である。自分ではがんばって見ていたつもりであるが、ストーリーらしきものもとらえがたく、後半はまぶたがおりてきてしまった。しかしグループ内の他の人の劇評を見てみると、解釈してみたストーリーが描かれており、それはピッタリと合っている気がして、思わず「ほお〜」と感心するばかりだった。全体で話し合う意見にも面白いものがあったし、美術作品以上に「好き」「嫌い」の分かれ方にばらつきがあったりするところも面白い。意見や解説を聞いて最終的には、デビッド・リンチの「ブルーベルベット」みたいだなぁと思った。


この他のメモを振り返ってみると

演劇作品の「狙い」や「表現したいこと」を言語化する必要性がありやなしや、という問いかけや、今回の講座の目的は「自分の価値尺度をかえりみる」という事です、という事や、「【ベルサイユの薔薇】を見て感動した!」というときの「感動」はどの部分に感動したのか人によって全くちがうものであるという「多安定的知覚経験」…など、実にたくさんの事を学べた講座だった。

2013-03-08

ヒートカッター自作

発泡スチロールを切るためのヒートカッターを作りました。
なんせ今回のは大物。小さなホビー用では太刀打ちできず。さて使い心地やいかに?

材料は塩ビパイプとステンレスワイヤーをホームセンターで購入。延長コードと結束バンドを100均で購入。スライダックは理科の先生に相談して貸してもらいました。あとは木材の端材と木ネジ。





2013-01-26

リアプロジェクションの実験

美術室にてリアプロジェクションの実験をしてみました。

左側がシルクスクリーンで使うテトロンで右側がホームセンターで買った298円の網戸。

スクリーンの存在を感じさせないのは網戸でした。



2013-01-15

小道具・衣装研究 紙で作る剣

鞘を2パターン作ってまいりました。

小道具・衣装研究 紙で作る鞘A(1)
小道具・衣装研究 紙で作る鞘A(2)

次は剣を作りました。

ダンボール3層程度にボンド和紙張り。(鍔部分は5~7層)

ジョイントセメントをヘラでつけます。

棒やすりで研磨と成形

まだ凸凹が目立ちます

サンディングシーラーをはけ塗り

テカテカですが、乾くと少し落ち着きます。

また画像ありませんが、
この工程の後、サンドペーパーで研磨したり、
凹んでいるところに部分的にジョイントセメントを盛ったり、
乾いてまた研磨したりを繰り返しています。

黒の水性エマルションを吹き付け塗装(100均のペンキ缶)

鞘Bのように平滑に成形できていないので、
塗装するとそれが大変目立ちます。

塗り物の仕事では当たり前なんですけど、
やはり下地仕事が大切であります。

これからメッキ調塗装について調べて
ブレードの部分と鍔の部分を仕上げていく予定です。